【書評】そろそろ、ジュエリーがほしいと思ったら|伊藤美佐季

悩む管理人

プチプラのアクセサリーを気分で付け替えるのもいいけど、
30代になったし、ひとつでいいから「良い」ものがほしいな…

そんな私が手にとったのが「そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら」

結論としては、「自分にとって似合うジュエリー」について考えるとっかかりになり、実際購入したジュエリーにはとても満足しています。読んで良かったし、折に触れて読み返したい大切な1冊になりました。

目次

こんな方におすすめ

・少し「良い」アクセサリー/ジュエリーが欲しいけど、自分にどんなものが似合うのかわからない
・アクセサリーをどういう観点で選べばいいかわからない
・その人の生き方を表すような、きれいなジュエリーを眺めるのが好き
・「自分らしい生き方」に憧れる

今回は初めて書評形式の記事に挑戦してみます。少しでも同じような悩みを持った方の参考になれば、幸いです。

執筆するにあたって、こちらのサイトを参考にさせて頂きました。
書評の書き方を徹底解説!テンプレートの活用で誰でも簡単に【初心者向け】
https://forest-god.com/20190504-2/

概要

Amazonのリンクはこちら。https://www.amazon.co.jp/dp/447810705X

まずは本の概要からです。

【タイトル】
そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら
【著者】
伊藤美佐季
【出版社】
ダイヤモンド社
【発売日】
2019年4月17日

著者の伊藤美佐季さんは、ジュエリーディレクターやスタイリストをされているそうです。
付ける人の個性を活かすジュエリーを選ぶ事で評価され、ジュエリーブランドへのアドバイスや、ジュエリーに関する公演も行っているとのこと。

たくさん失敗して、たくさん観察し、勉強して、少しずつコツを身に着けてきた。そんな著者が、毎日着けられて長く使える、その人に「似合う」ジュエリーの見つけ方、着けこなし方を書いたものが本書になります。

日本ではまだまだ、ジュエリーと言うと「難しくてどうしていいかわからない」「ハードルが高すぎて手が出せない」と、躊躇してしまう人が多いようです。
ファッションはとてもおしゃれな人でさえ、「ジュエリーはわからないから着けない」と言います。
(中略)
ジュエリーがいかに付ける人を引き立ててくれるかを知らずに、「食わず嫌い」のままでいるのは、とてももったいないことだと思います。
(「そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら」 p.11-12より引用)

リングやピアス・ネックレスなどのジャンルも多岐にわたり、さらに素材・大きさ・デザイン・ブランドなど、たくさんの種類・要素・変数を持つジュエリーは、私にとっても取っ付きづらい、ハードルが高いものでした。
特におしゃれに強い興味を持っているわけではなく、予算も潤沢にあるわけではない私が、どこかのお店に飛び込んで試着をするにしても、何から手を付ければいいかさっぱりわかりませんでした。
ある程度ファインジュエリーになるとお店の敷居も高く感じ、なかなか足を運ぶのに尻込みしてしまいます。

さらに、意気込んで「良い」と思ったジュエリーを購入しても、いざ着けてみるとなんとなくしっくりこなかったり、自分が持っている服と合わなかったり。結局タンスの肥やしになってしまい、美しいジュエリーに罪はないのに、なんとなく見るたびにしょんぼりしてしまう…という事がありました。

虚無に陥る管理人

あれ、xx万かけて買ったこのピアス、もしかして似合わない…?????

ポイント

ピアスにネックレス、バングルにブレスレット、リング、ブローチ…自分を着飾るジュエリーの種類はたくさんありますが、著書の中で印象に残ったのが「自分に自信のあるパーツをもっと良く見せる」という考え方。
ジュエリーを着けるとなるとどうしても、ピアス、リング、バングル、ネックレス、さらにはジュエリーではないですがメイク…と、油断すると盛りだくさんになってしまいます。
あくまで自分の自信のあるパーツに視線を誘導し、さらにそのパーツをより魅力的に魅せる。そういったジュエリーの使い方はとても参考になりました。

実際に選んでみました

肝心な選び方ですが、私は骨格診断ではタイプウェーブ、首回りが少し貧相です。かつ、本書で着こなしが難しいジュエリーに挙げられている1粒ストーンのプチネックレスを使っていたので、思い切ってそれは手放しました。
さらに、リングやバングルはある程度似合うのですが、PCのタイピング中に机やアームレストに当たったり、家事の時に外したまま忘れることが多いため一旦候補から外します。

まずはショートカットの髪型に合わせてピアスに絞り、揃えてみる事にしました。その中で特に良かったものを以下に紹介します。ダイヤのピアスが若干値が張りましたが、ハイブランドのファインジュエリーよリは断然お手頃だと思います。購入自体は2019年なので価格が変わってしまっているものも多いですが、あくまで参考までに記載します。
(本書では、しっかりとお店をまわり吟味するようにサジェストされていますが、今回は1粒石なこともあり全てAmazonで買いました)

– スタッドピアス(ダイアモンド0.6ct 6本爪/PT900) ¥ 64,800
https://amzn.asia/d/fBj47tB

同じくらいの大きさのキュービックジルコニアの1粒石ピアスも持っているのですが(たまにどっちがどっちか混乱する)、少しギラついた輝きのキューピックジルコニアと比べ、潤いのある煌めきだなと感じます。
「どんなに辛く苦しい時も、朝起きたらまず、好きなピアスをひとつ着けましょう」という、ボンマジックのオーナーデザイナーだった白井多恵子さんの言葉が紹介されていますが、実際に朝に煌めくダイヤのピアスを耳に付けることで、自分自身のスイッチを入れ、疲れている時も心に潤いを与えてくれるなと感じます。
割とカジュアルな服装をすることが多いのですが、ピアスを一つ付けているだけで全体的に気品や上品さがプラスされる感じがあり、気取らずに付き合えるジュエリーだと思います。
ちなみにピアスを付けたままお風呂に入ってしまう事が多く、ついでに石鹸などで軽く洗浄しています。自己責任/諸説ありますが、ダイアモンドは親油性が高いのでこまめに洗ってあげるほうがいい派です。

なお、別の出品者から0.3ctのものを購入したのですが、よく見ると石の内部に結構目立つ傷が入っていたこと、本書で紹介されていたのも0.3ctだったのですが、恐らくこれは片耳のct数表記 (販売されているものは基本両耳の合計ctが記載されている=購入するなら0.6ct表記のものになる) ので、合わせてみた時のバランスを見て着用しないまま傷による不良で返品しました。買い慣れないならではの失敗だったなと思います。

– スタッドピアス(パール/7.0-7.5mm/K18YG) ¥ 32,800
https://amzn.asia/d/geMPSsM

ダイヤのスタッドピアスより実は出番が多いかもしれない、パールのスタッドピアスです。ニットやワンピースなどに合わせたり、少しお出かけ感を出したい時などに着用する事が多いです。汗に弱いので、冬場の方が若干出番が多いかも。
本書のおすすめ通り、少し下になるように緩めに付けていますが、もともと若干高めの位置にピアス穴が開いているのであまり厳密にはしていません。パールのピアスといえばフォーマルなイメージが強かったですが、カジュアルな服装に対してもスパイスになり、上品にまとまるようになりました。

もちろん少しフォーマルな場でも活躍する万能選手です。こちらは付けたままお風呂に入ってしまうと焦ります。

ちょっと失敗したもの

– フープピアス(K18ピンクゴールド/直径1.5cm/幅0.1cm)¥ 10,800
本書の内容では自分にちょうどいいフープの大きさが測り切れず、かつ自分の顔タイプに似合うサイズ・太さがあまりわからなかったため、とりあえず購入してみましたが、前者2つに比べて完全に失敗しました。
恐らく小さすぎ&細すぎで、どちらかの変数がもう少しどうにかなっていればマシだったのかしら…と思います。
フープピアスは本当に店舗で色々吟味して、自分に似合う一本を探すと良いと思います。本書で紹介されている、ティファニーのフープピアス可愛いですよね。

さいごに

その後も結婚式やお葬式などで丁度良いレングスのパールのネックレスを探す際に参考にしたり、書いてある言葉だけでなく実用面でも事あるごとに読み返しています。おかげでジュエリーの失敗が減ってきている感じがします。
現在はリングやバングルもプチプラでいくつか試してみて、着用感だったり大まかなデザインの方向性を探っている最中です。(貯金中&店舗に行くのがちょっとまだハードルが高いので…)

さらに、最近ありがたいことにプロポーズを申し込んでいただき、婚約&結婚指輪を選ぶ機会を頂いたり(そもそもハーフエタニティしかデザインになく、予算的にもオーダーメイドでのフルエタニティは断念しましたが…)、周りのおしゃれな人が身につけているジュエリーに自然と目がいくようになったり、ジュエリーを選ぶことに以前ほどの怖さや抵抗感を感じにくくなりました。

そして「良い」ジュエリーを身につけていると、それに見合う自分になりたいと、気負いすぎない程度に背筋が伸びます。

「ジュエリーは着ける人とともに成熟していくもの」
「外したジュエリーを見るだけで誰のものかわかる。そんな女性でありたい」

本文より

一緒に歳を重ねていきたいジュエリーとの出会いを、歳を重ねたからこそ自分を表現できるジュエリーを、これからも楽しんでいきたいと思わせてくれる1冊でした。初めてのファインジュエリーに挑戦しようと思っている方、よりワンランク上のジュエリーの着こなしを学びたい方は、是非手にとって見てください。

それでは。

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